蒸し暑い気候がようやく落ち着きましたが、まだ夏の疲れが抜けきっていない方も多いですね。
さて、夏は水分代謝のトラブルとして、顔や足のむくみが気になる方が増えてきます。
今日は、むくみをスッキリ解消する方法について、詳しくお話します。
私たちの身体の60~70%は水分です。主には血液中の血漿(けっしょう)として、栄養分を全身に運んだり、老廃物を腎臓まで運んで排出したりしています。
水は身体には欠かせないものですが、ただ取ればよいというものではありません。水は体内を巡ることによってこそ、身体を正常に保つ役割を果たします。
水の巡りが悪くなると、余分な水分が血管から染み出し、細胞間にたまってきます。見た目も、皮膚の表面が腫れているように見え、これがむくみと呼ばれる状態です。
顔や足にはむくみができやすく、とくに顔の場合は、目元のシャープさがなくなったり、顔全体が大きく見えてしまったりと、女性にとっての大敵です。
東洋医学では、水の巡りが悪い状態を「水滞(すいたい)」と呼んでいますが、とくに夏は水滞を起こしやすい条件がそろっています。たとえば次のようなこと…
熱中症を防ぐために、十分な水分補給は必要です。が、水分の取り方が悪いと、うまく水分が体内を循環せず、むくみの原因になります。
とくに、冷たい飲み物を大量にとると、水分代謝が悪くなってしまうので、水分は常温で取ることが基本です。
冷房で身体を冷やすと、血液や水分の循環が悪くなります。お風呂に入ると血行を促進するので、同時に水分代謝もアップしますが、シャワーだけでは不十分です。
また、季節に限らず、水分代謝を妨げてしまうのは、次のようなことです。
水分の取りすぎはよくないですが、不足もまたむくみを引き起こします。水分が不足すると、身体が水分を外に出さず、蓄えようとするため、身体に水がたまってしまいます。
身体には塩分濃度を一定に保とうとする働きがあります。塩分を取りすぎると、それを薄めるために水分をため込もうとして、むくみを引き起こすのです。
お酒を飲んだ次の日に、顔がぱんぱんにむくんでしまう、ということは多くの人が経験していることでしょう。これは、お酒を飲んで血中アルコール濃度が高くなると、血管が広がり、水分が血管から出てくるためです。
また、アルコールの分解には水が必要なため、お酒を飲んだ後には大量の水分が欲しくなり、これもしつこいむくみの原因になってしまいます。
このように、むくみは水分が滞ることで起こりますが、その滞りの原因に重大な病気が隠れていることも、まれにあります。
たとえばこんな場合には、注意が必要です。
心臓は血液を全身に送り込むポンプです。心臓の働きが悪くなることで、血液循環が滞り、顔や足がむくんでくることがあります。
むくみとともに、息苦しさや動機を感じるなどの場合は、すぐ病院で診察を受けましょう。
血液中のたんぱく質のひとつ、アルブミンは、血中に水分をキープする働きがあります。アルブミンが尿から漏れてしまうことで、血中から水分が出て、むくみが起こる病気をネフローゼ症候群と呼びます。むくみの他、体重が増えたり、尿に泡立ちがみられる、身体のだるさを感じる、といった症状も見られます。
アルブミンは肝臓で作られるので、肝臓のトラブルでアルブミンの生成が妨げられると、血中の水分保持機能が失われ、やはりむくみが起こります。
甲状腺は、身体の新陳代謝にかかわるホルモンを分泌しています。甲状腺機能が低下し、ホルモンが不足することで、新陳代謝がダウンし、むくみが起こります。血液検査をすると、コレステロール値が高く出ることもあります。
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